FX取引では買いポジションを建てて金利差がプラスの場合はスワップポイントが毎日つきますが、
一日あたりの金額は本当に微々たるものです。とくにリーマンショック以降大きく低迷しました。
しかし、それでも豪ドルのような主要国通貨の中でも金利水準の高い通貨で1ヶ月、2ヶ月とポジシ
ョンを持つ期間がそれなりに長くなると結構バカにできない金額になります。
スワップポイントは金利差なのでスワップポイントを支払わなければならないポジションを持つ期間
が長くる場合は注意する必要があります。相場が思惑通りに動かないと刻々とマイナスになります。
しかし、スワップポイントが得られるポジションを建てた場合はスワップポイントと為替差益の両方を
得ることができます。2007年前半までは各国の政策金利は非常に高い水準にありました。
当時は外貨を持っていれば儲かるような時代だったのですが、その後はサブプライムショックとリー
マンショックによって市場を取り巻く環境が大きく変ることとなりました。
金利水準が大きく低迷しただけでなく、長期にわたる円高基調が続いているためスワップポイントを
狙って取引するうまみが無くなりました。ですので、金利水準が低い主要国通貨ではなく、南アフリ
カランドのような金利水準の高い新興国通貨が大きな注目を集めることになりました。
しかし、残念ながら新興国通貨は市場規模が小さくヘッジファンドなどの投機筋に相場をコントロール
されやすいため、乱高下しやすいので取引する場合は注意が必要です。
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商品先物取引 原油 金