スワップポイントを狙ってFX取り引きする場合は必然的に中長期で取引する格好となり
ます。当然のことながら数日程度ポジションを保っては売り買いする取引を繰り返した
としてもスワップポイントは積みあがっていきません。
また、長期的な下降トレンドにあるときには難しいです。
保有している間にひたすら相場が下がり続ける可能性があります。ですので、年に一~
二回大きく円高が進んだところを狙ってエントリーします。
このため、スワップポイントを狙って取引する場合は通貨選びが非常に重要になります。
チャートを利用して過去3~5年程度遡って円高が進んだ時期などを調べて戦略をねります。
今現在、主要国通貨では豪ドルが一番高いスワップポイントを得ることができます。しかし、
実際に選ぶにあたっては、しっかりと利回りを考慮したうえで通貨を選ぶ必要があります。
為替差益を狙う場合はレバレッジをかけた総額を考慮すればよいわけですが、スワップ
ポイントの場合は為替レートではなく証拠金をベースに利回りを考える必要があります。
とはいっても主要国通貨の中で今現在1万通貨取引して1日50円以上スワップポイントが
つくのは豪ドルだけですので、豪ドルを中心に取引される方が今後はさらに増えることが
予想されますが、オーストラリア経済は輸出依存が強い国です。
中国をはじめ、アジアの新興国経済が縮小に向かえば一気に商品需要は縮小します。
そうなると、暴落することとなり、為替差損を生じることになりますので注意してください。
また、同様にいくらスワップポイントが高いとは言っても政治的なリスクを抱えている国
の通貨や、日常的に値動きが著しく激しい通貨は、スワップポイントとして受け取った
金額以上に為替差損がでる場合があります。
これでは長期で保有すること自体がつらい取引になってしまうので注意が必要です。
外貨投資の場合は為替変動がありますので、ほったらかしにはできません。
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